カテゴリ:映画( 72 )
パリ20区、僕たちのクラス
合唱団の本番が終わってプライベートに空き時間ができたので、映画を観てきました。

パリ20区、僕たちのクラス@岩波ホール

パリで最もいろいろな人種民族の人が住んでいると言われる20区の、
中学生のクラス一年間を描いた作品です。
子どもたちの、ふてくされたりはにかんだりする演技がとても自然でよかったです。
思春期ならではの受け答えや、多民族クラスだからこその主張。
生徒同士、教師と生徒の丁々発止のやり取りが面白く、また考えさせられる内容でした。

それにしてもフランス人はよくしゃべりますねぇ…。
家なんか、どうやってしゃべらせるか苦労しているのに・笑
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by veronique7 | 2010-07-09 20:28 | 映画
Océans
今月はまだお出かけしていないね、とあわてて月末の日曜日に
オーシャンズ を見に行きました。
美しい映像にため息が出ると同時に、人間はこの美しい自然を汚しているのだな…と。

同じ撮影チームによる WATARIDORI もまた見たいな…。
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by veronique7 | 2010-01-31 13:32 | 映画
エリック・ロメール
エリック・ロメールが亡くなったというのを、友達のブログで知りました。
ちょっと寂しいです。

ささやかな楽しみ、喜びにそっと手を添えるようなところが好きでした。
高校生のときに背伸びをして観にいった 『春のソナタ』
当時のBFが 「なんだこの身勝手なヒロインは」 と言って、
(身勝手なのは貴方だと思うけど…) と内心思ってしまった(笑) 『冬物語』
寮のテレビで友達と一緒に観た 『夏物語』 『秋物語』 (←邦題知らず)
モンスリ公園の野外上映で観た 『満月の夜』
セーヌの石畳に座って観た 『獅子座』
。。。

どれもこれも、映画の内容と同じくらい、観たときのシチュエーションが
しっかり記憶に残っている。
そして映画を観るささやかな楽しみも。
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by veronique7 | 2010-01-22 22:32 | 映画
Paris, je t'aime をみる
だいぶ前に話題になっていた "Paris, je t'aime" をみた。

自分が住んでいた辺りの映像は、本当に自分に親しい感じがしたのだけど
それ以外の地区について、パリという街全体に対して、不思議なくらい
心が波打たなくなっていたことに驚いた。

以前は映画やニュースの映像でパリが映ると、なんというのか
いてもたってもいられない気持ちになったのに
いつの間にか、客観的に見られるようになったのもしれない。

パリの20区それぞれを舞台に撮影されたなかで、私が気に入ったのは
自分の両親は道化師だと思っている男の子の空想物語 (とても fantastique !!) と
パリに一人旅にきてモンスリ公園にたどりつく中年女性のお話。
特にモンスリ公園でたたずむ姿とそのナレーションは
留学していた時にいろいろなことを思っていた私自身に重なり、
とてもとてもひとことでは言い表せない、深い共感をおぼえました。
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by veronique7 | 2009-10-17 13:32 | 映画
Chacun Son Cinéma / それぞれのシネマ
カンヌ国際映画祭60回記念製作映画

それぞれのシネマ

実を言うと、カンヌよりベルリンやヴェネツィアの評価の方が
好みだったりするのですが、それでも、カンヌ映画祭の様子は
毎年気になります。

昨年の60回記念に、カンヌ映画祭のトップであるジル・ジャコブが
「あなたにとって映画館とは何ですか」 と
33人の映画監督に3分間の短編映画を依頼しました。

すごく面白かったですーーーーー!!!
映画を観るひと、撮るひと、演じるひと、映写するひと、映画館で働くひと、
それぞれの映画への思い、映画への愛がいっぱいつまった作品です。

映画ってこういう、それ自身への愛を表現できる
格好の藝術ジャンルだなとつくづく思いました。
(小説や美術や音楽でそれをやると、とっても難解藝術になる… と思う。)

どの監督もそれぞれ自分らしく、甲乙つけがたいのですが
あえて良かった作品を挙げますと:

ジェーン・カンピオン / 「レディ・バグ」
廃れた映画館にまだ棲みついている、緑の翅をした映画の妖精のつぶやき。

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ / 「暗闇」
ひとのかばんを目当てにした少年が映画館の暗闇で遭遇したものとは。

デビッド・リンチ / 「アブサーダ」
やっぱりこのひと才能ある。とってもシュルレアリスム的映像。

ナンニ・モレッティ / 「映画ファンの日記」
多くの監督が、往年の名画を映像ごと引用するのに対して
この作品は、映画ファンが映画館の中で、自分が観にいった映画の思い出を
地味に語る。ただそれだけで映画への愛が。

ラース・フォン・トリヤー / 「職業」
彼の作品"Manderlay"のセレブ向け試写会で起こった出来事。
とっても彼らしい作品になってます。

ヴィム・ヴェンダース / 「平和の中の戦争」
なんてこのひとは、はにかみやの優しいまなざしをしているのでしょう。

チャン・イーモウ / 「映画を見る」
中国の山村にやってきた上映会を、一日がかりで楽しみに待つ村人たち。
子どもたちの喜び。

その他、ビレ・アウグストも良かったですし、マノエル・オリベイラや
ラウル・ルイスも、アッバス・キアロスタミも、北野武も良かった。
カウリスマキも、アンゲロプロスも、イニャリトゥも
もちろんケン・ローチも!(←It's a free worldと同じ俳優が出ていて嬉!!)

そうしてこれまでに観た様々な映画や、一緒に観にいったひとたちのことを
思い出すのです。
やっぱり映画が好き。
もう DVD も出ているそうなので、買っちゃおうかな^^
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by veronique7 | 2008-09-04 23:10 | 映画
It's a free world
日曜日に見た映画。

この自由な世界で
原題: It's a free world
監督: ケン・ローチ

搾取される側から抜け出そうとした主人公のアンジーが、女友達と
人材派遣会社を始めた。
ところがある日、彼女は労働許可証を持った労働者より
証明書をもたない不法移民を雇った方がお金になることを知ってしまう。
一線を越えてしまった彼女は、搾取される側から抜け出すどころか
かえって堂々巡りにはまってしまうのだった。

…と書くととっても暗い話なんですが。
あえてストーリーに救いを持たせず、解決方法を提示せず
現実を描いたケン・ローチの姿勢に、誠実さを感じました。

自由とは何か、ということ。
ロンドンで起こっていること、パリで起こっていること、そして
東京で起こっていること。
少しずつ問題の背景は違いながらも、映画を見ながら多くのことを
考えずにはいられない作品です。

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ぼやぼやしていたら、今週で終わってしまう映画がもう一本ありまして…。
ところが今週に限って、突然事務所をやめた人がいてとっても忙しいのです。
でも、見に行きます。決めました。
今週は毎日早朝出勤です!
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by veronique7 | 2008-08-31 21:51 | 映画
mon meilleur ami / ぼくの大切なともだち
仲良しの後輩2人と映画に行ってまいりました。

mon meilleur ami / ぼくの大切なともだち
監督: Patrice Leconte
出演: Daniel Auteuil, Dany Boon

人を人とも思っていない、嫌われ者の古美術商が、
「10日間で親友を作る」 という賭けに出る。
偶然出会った “感じのいい” タクシー運転手に 「友達を作るにはどうしたらいい?」
と手ほどきを受けることに。

嫌われ者の経営者をダニエル・オトゥイユが、
人好きのするタクシー運転手をダニー・ブーンが好演してました。
2人とも笑いを取るのが上手なので、この役はぴったり。

だけど、この映画の面白さは、「友情ってすばらしい!」 みたいなテーマや
彼らの演技だけではなくて、
やっぱりパトリス・ルコントの仕組んだ巧妙なプロットなんじゃないかと
思うのだ。

最初はダニエル・オトゥイユ演ずる古美術商の賭けを中心に
話が進んでいくのに、途中から、もう一つの “賭け” がぐんぐん
登場人物と観客を引き込んでいくところ。
さっすがだなーと思う。
古美術商もかなりお金にこだわる人間だけど、
タクシー運転手の “賭け” の方こそまさに賞金獲りであって、
そこに友情をからめてしまうのだから
タクシー運転手だって、古美術商のことを責めたりできないのだ。

ここまできて、観客は、誰も彼も、映画の中も外もお金にこだわった世界
であることに気がついて、登場人物のことを泣き笑いで眺めながら
はっとするのではないだろうか。

いやー、面白かったです。ルコント万歳~!

そうそう、こないだジュリー・デルピーの映画に出ていた、ジュリー・デルピーの
お母さんが、またまた母親役で出演していました。
なんてチャーミングなママン。

映画の後に食べた、こけももとアプリコットのタルトもおいしゅうございました☆
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by veronique7 | 2008-07-21 23:37 | 映画
パリ、恋人たちの2日間
恵比寿ガーデンシネマで パリ、恋人たちの2日間 を見てきました。

ジュリー・デルピーの監督作品。とっても面白かったです!

アメリカ人の恋人ジャックと2日間だけパリの実家に戻って、引き起こされる騒動の数々…。

元恋人その1(?)の意味不明な芸術作品(!?)をほめて励ましたり、
元恋人その2の非道徳な過去に噛み付いたり、
(↑これはかなりスカッとする場面。ジュリー・デルピーもなかなかやります。)
両親の相手をしたり、マリオンは何かと忙しく。

マリオンの家族や妹、元恋人、男友達の反応それぞれに対して
いちいちオロオロする恋人役が、可愛らしく、おかしかったです。

そして何より、恋する楽しさをいっぱいに表現した映画だなあ、
と思いました。
主人公が私と同じ年齢、というだけになおさら…。(んーあれ?)

一緒に観にいった旧友の日記 (こちら) もどうぞ。

次はルコントの映画を見に行くつもり。
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by veronique7 | 2008-07-10 23:00 | 映画
Ne touchez pas la hache / ランジェ侯爵夫人
岩波ホールで上映中の ランジェ侯爵夫人 を見てきました。

モンリヴォー将軍を演ずる、ギョーム・ドパルディユーと
ランジェ侯爵夫人から最後の願いを託される老貴族を演じた
ミシェル・ピコリがよかったです。
彼はいつみても、お茶目なおじいさん♪ らぶりー。

19世紀フランス小説らしい、暗ーくペシミスティックな恋愛物語は
正直胸がつまりますが… (笑)
脇役の台詞にも、ちょっとした言葉遊びが仕掛けてあって楽しめました。
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by veronique7 | 2008-05-25 21:05 | 映画
Retour en Normandie
Nicolas Philibert : Retour en Normandie かつて、ノルマンディーで

見る機会を逃してしまっていた映画が、別の映画館で上映されていたので
今日、帰りに見てきました。

ノルマンディーの農村に、その地方で19世紀に起こった尊属殺人事件を
題材とした映画の撮影チームがやってきた。
その30年後の現在を取材したドキュメンタリーです。

農民を演じたのはその村の人たち。
悲惨極まりない主題にもかかわらず、淡々と(というか冷静に) “演技” の世界を
受け入れ、気負わずに制作に協力する彼ら。
30年の間に彼らの実生活の上で起こった変化。
離ればなれになっていた “出演者たち” の再会。
農村におしよせた(ている?)かすかな変化の兆候。
19世紀の裁判記録や手記を掘り起こして、脚本を書き、映画を作り上げていく情熱。
現在のこの地方の刑務所。

30年前と現在が交錯し、19世紀と20世紀と現在が交錯し、
とてもいろいろなことを感じずにはいられない作品です。

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このあとまたお休みがなくなってしまいそうな気配なのですが(泣…)
それでも何とか観に行こうと思っている映画。

ランジェ公爵夫人
仏文出身者としては必須でしょう。岩波ホール。

ぼくの大切なともだち
お久しぶり、パトリス・ルコント監督!
そしてダニー・ブーンが出るなら、とっても面白そう♪

プルミエール 私たちの出産
世界10カ国の女性たちの出産ドキュメンタリー。
日本の方も入ってます!
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by veronique7 | 2008-04-13 18:33 | 映画