前回のラモーの他に毎日のように聴いているのがこれ。
Doubles Jeux Laurent Korcia / Naive 名字から察するにおそらく、ご先祖は東欧のひとなのではないかと思われ (きちんと確認していないので違うかもしれないけれど) ラヴェルやドビュッシーのようなフランスものはもちろん、 バルトークのような東欧の作曲家、スラヴ系の曲を実に個性的な音色で聴かせてくれます。 それからタンゴやシャンソンのような、クラシックとは違う節回しの音楽も ひょいひょいと軽妙に聴かせます。 そんな彼の、そしてバイオリンという楽器の魅力が十二分に発揮されたアルバムです。 「僕はありえなさというものが好き。」 とロラン・コルシア本人が解説に書いているとおり、 20世紀という大枠でくくることはできても、 曲の順番もジャンルも、それを演奏する共演者も、意表をつく並びよう。 それなのにびっくりするほど自然につながっていくんだよね。 ミシェル・ルグランによる 『シェルブールの雨傘』 のジャズっぽい変奏曲が いつの間にかマスネの 『エレジー』 につながっていく辺りなんてすごすぎる。 しかもマスネの曲をクラシックでは 「ありえない」 歌い方で ロックのひと (ポップ ? ジャン=ルイ・オベール) が歌っているなんて 「ありえなーーーい!!」 でもそれでかえって、マスネの現代っぽさ、面白さが全面に出てくる感じ。 コルシア自身の作曲による « Minor Tango » も良いです。
by veronique7
| 2007-07-26 23:38
| 音楽
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