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シテ・ド・ラ・ミュージックの講座
この10月から空き時間をつかって、Cité de la musique シテ・ド・ラ・ミュージックの
社会人講座に週1回通っています。

リフレインについて。先生曰く。
「リフレインとは単なる繰り返しではありません。それでは定義不十分です。
覚えやすいこと、記憶に残りやすいこと。
ということは、リフレインは人を結びつける役割をになっています。
ポピュラーソングにリフレインが多く使われるのはそのためです。」

「人を結びつける」 が適切な訳かどうかわからないけれど
そこのところで先生がはりきって "rôle fédérateur" とおっしゃるので
(たぶん先生のオリジナルの説なのでは… )
"(合衆国の)連邦裁判所" とか "FBI" とかを連想してしまう。
なんだか音楽とは少々不釣り合い? な言葉づかいに皆くすくす笑ってました。

「変奏曲」 について。先生曰く。
「変奏曲は、音符を増やしたり減らしたり、装飾音符をつけたり
拍子を変えたりして、曲にいろいろな変化をつけていきますが
アイデンティティーを完全に失うことは決してありません。」

まったくもってフランス語というのは抽象表現が好きだ。
アイデンティティーっていうのも日本語で表現しにくい言葉だけれど
変奏曲の第一曲目、主題、テーマ、みたいなものと考えると
とてもしっくりくる気がする。

変わっても変わっても、いつまでも変わらないもの。
変わっても変わっても、その曲だと聞き分けられる部分。
変わっても変わっても、そのひとだと見分けがつくところ。

あなたという変奏曲の主題は何ですか?
by veronique7 | 2005-10-27 04:55 | 音楽


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